2017年12月23日土曜日

【 公演情報 】2017年2月17〜18日 岡田智代 TPAMフリンジ参加作品「Parade」

TPAMフリンジ参加作品

「Parade」




失ったものの匂い、残ったものの手触り、丸ごと抱えて雑踏を往く

横浜を拠点に活動する岡田智代のソロダンス。場の環境や日常を作品に落とし込むことを得意とする岡田が、15年前にSTスポットで初演した作品のリクリエーション。半世紀以上前の横浜開港記念日のパレードにインスパイアされた作品。「歩く」ことで通過していく過去/現在/未来。

日程
2018年
2月17日(土)19:00 終演後アフタートーク ゲスト:平倉圭(芸術学)
2月18日(日)15:00/19:00
※上演時間:60分(予定)

会場
若葉町ウォーフ WAKABACHO WHARF
横浜市中区若葉町3-47-1
※京浜急行線「黄金町駅」から徒歩約4分
※京浜急行線「日ノ出町駅」から徒歩約8分
https://wharf.site/

チケット料金
前売券 \3,000
当日券 \3,500
(全席自由席)

チケット予約サイトが一時的に使用できないため
以下のリンクから予約をお願いします

https://goo.gl/forms/pRKZ74zacJ8NFMC82


(サーバダウン中)
チケット予約フォーム



アーティストプロフィール

Photo by kato kazuya


岡田智代 Okada Tomoyo

1956年生まれ。ダンサー。大学卒業後ダンスから離れ日本航空国際線客室乗務員として勤務。結婚後三児の母になった後、再び踊り始める。2005年トヨタコレオグラフィーアワードのファイナリスト。ソロ活動の他、ジェローム・ベル、多田淳之介、捩子ぴじん、FAIFAI、山下残等の作品に出演。近年は演劇にも幅を拡げ、柴幸男作品に出演。炸裂するエネルギーと静謐な時間を合わせ持ち、生きるように踊る。


佐々木すーじん

大学在学時にscscs結成。バンド時代はギター/作曲を、2014年以降は出演/演出を兼ねる
。2010〜12年ダンスカンパニー「Co.山田うん」に参加。出演、音楽、楽器演奏、音響な
どで国内6都市を巡る。その他、捩子ぴじん作品での出演・音楽、ユン・ハンソル
『Saitama Frontage』(さいたまトリエンナーレ2016)出演・音楽、など。scscsにて山川冬樹賞を受賞(千代田芸術祭2014)


キャスト/スタッフ
振付・ダンス  岡田智代 
音楽              佐々木すーじん 
照明        中山奈美(Blind LIT)
映像      加藤和也(FAIFAI) 
衣裳      藤谷香子(FAIFAI) 
舞台監督    森友樹
翻訳      グンナレ更
絵       林亮佑
制作      横井貴子、小野寺里穂、小原光洋
協力      STスポット横浜、国際舞台芸術ミーティング in 横浜
主催      Contrail


お問合せ:parade.okadatomoyo@gmail.com



撮影:松本和幸




◆批評 
寄稿:平倉圭
(ST Spot 30th Anniversary Dance Selection vol.2 ダンスショーケース参加作品「Parade」を観劇して)

目を逸らす、目を凝らす

 歩いている彼女の手が動く。ツツーと。空中に何かをたどるように。ふっと逸れてまたツツーと別方向に。動きはばらばらの方向に砕けている。それを見ながら、私も空中に何かをたどり、思い出そうとしているようだ。
 ダンスを見る時、私には焦点が二つある。楕円のように。観客である私はここにいて、動きを探している、と同時に、向こう側で、ダンサーが動きを探している、その場所にも私はいる。
 ダンスを見ていると、時々、何かを思い出そうとしている子供の顔を思い出す。ぐらぐら揺れて、両目は離れるよう、口元が曖昧に開く。私は、その動きを外から見つめつつ、内側から感じようとしている。
 二種類のダンスがある。内側から感じとられるダンスと、外側から映像のように眺めるダンス。岡田智代のダンスは前者だ。何かを思い出そうとする子供の顔のような踊り。
 彼女の体がぎゅーっと固まる。体が現在に収縮する。徐々に彼女が立ち上がり、歩き始めると、ぶら下がったジャケットが床に擦れている。過去が物質的に引きずられているかのよう。擦れる音を通して、私は過去に触れようとしている。
 今回のParadeという作品は、横浜の港で岡田が子供の時に見たパレードの記憶と、その記憶から生まれた過去のダンス作品を基にしている。ダンスは過去の異なるレイヤーを畳んでいる。
 過去は消えない、実在すると哲学者は言う。そうだとしても、どうやってその過去にアクセスできるのだろう。空中に過去をたどる。空中に過去をたどる身体を外からたどる。

 時間を眺める視野には盲点が散らばる。暗い星雲を見つめるときのように。まっすぐに見ようとすると消えてしまう。目を逸らして。また目を凝らして。過去に、あるいはダンスに。逸らす、凝らす、逸らす、凝らす……。

2016年10月20日木曜日

【 公演情報 】2016年12月10〜11日 岡田智代還暦公演 「惑う石」

岡田智代還暦公演

「惑う石」


日時:
2016年
12月10日(土) 15時 /18時*
12月11日(日) 15時

開場は開演の20分前
*夜の回はBAR併設

会場:CASACO
横浜市西区東ヶ丘23-1



子どもの頃、はたちは圧倒的に大人だった。
はたちの頃、三十歳はおじさんおばさんで、
四十にして惑わず、六十は完璧な婆さんのはずだった。
今還暦を迎え、余りのおぼつかなさに右往左往する。
そうしながらどこかで面白がってニヤリとする自分もいる。

記憶はカラフル 見知らぬ色で塗り替えられる
誰かの過去は 交わることのない誰かの未来
見知らぬ過去 懐かしい未来

そんな粒子のような営みを気の遠くなるほど重ねて、人も街も国もこの星もここまできた。
やがてまた粒子となって大宙に散らばるまで、交わることのない螺旋を描き続けよう。



振付・出演:岡田智代 福留麻里
映像デザイン・オペレーション:加藤和也
企画:contrail
制作:小原光洋 小野寺里穂
協力:伊藤孝仁(tomito architecture) CASACO

チケット:
前売り 2,500円/当日 2,800円

チケット予約フォーム

お問い合わせ:
contrail.japan@gmail.com(岡田智代)



2016年8月10日水曜日

【 公演情報 】2016年9月10〜11日 ダンスお化け屋敷「片隅家の  」

ダンスお化け屋敷「片隅家の  」


片隅家の
くるりくるりとまわりゃんせせたけのあなにおちぬよにみなでまゐなどまゐませう
この世とあの世の幽かな隙間で暮らす片隅家の人々の超日常を垣間見る。
一軒家回遊型ダンスパフォーマンス。


⚫ 日時 
2016
910()18:00
911()15:00/18:00

⚫ 場所 
「自在」南軽井沢稲葉邸

⚫ 料金
前売り: ¥2,000
当日:    ¥2,500

チケット予約フォームは →こちら

⚫ 出演 
荒悠平:片隅保
岡田智代:片隅純子(すみこ)
セキネマーロウ:片隅仁左衛門
中村公美:片隅柿江
福留麻里:片隅毬(たま)

⚫ 企画・構成
岡田智代

⚫ 制作
小原光洋 横井貴子

⚫ 協力
contrail
伊藤孝仁(tomito)
急な坂スタジオ